大学生の頃に借りた奨学金を繰上げ返済する

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こんばんは、高校・大学と「奨学金」のお世話になっていたせきねさんです。

「奨学金」と言う言葉だけ聞くと

「学校や企業・団体が優秀な成績の学生にお金をあげて学費を援助するシステム」

と言った感じのイメージを持っている人がいるかも知れませんが
半分正解、半分勘違いと言ったところでしょうか。

まず、奨学金は別に「優秀な成績」ではなくても、「ふつうの成績」でも利用することが出来ます。
そして、奨学金のほとんどは「お金がもらえる」のではなく「無利息もしくは低利息でお金を借りる」システムです。

中には返済(返還)不要で学生に給付する奨学金もありますが、それはごく一部だけですし
それこそ超優秀な成績でなもない限り奨学生にはなれません。
(もちろん大抵は家計状況を考慮されるでしょうから、超優秀だけど生活が苦しい人が対象です。←それで良いと思います。)
ですから、それ以外のほとんどの奨学金は必ず借りたお金を返済する義務があります。

「奨学金」と言うと聞こえは良いですが、基本的には「借金(しゃっきん)」であり
利息が付くタイプなどは、ぶっちゃけ住宅ローンやら自動車ローン、カードローンと大差ない気がします。
(まぁ無担保で借りられて、低金利だし在学中は無利息だったりと条件は良いので、比較的健全な借金と言ったところでしょうか)

奨学金で一番メジャーなのは「独立行政法人日本学生支援機構」です。
せきねさんもここの奨学金を利用しておりますが、せきねさんが利用していた頃は「日本学生支援機構」と言う名前ではなく、その前身の「日本育英会」という名前でした。

バブルが崩壊して、奨学金の返済が困難になってしまった人がいたり
お金があるのに払いたくないから、放置して踏み倒そうとする人がいたり
さらに、日本育英会は延滞期間が8年を経過した場合にやっと法的手続による債権回収をはじめると言うのんびりした対応を取っていた為に
延滞債権額が数百億だか数千億円になってしまい(連絡が取れず未回収の案件も数百億・・・)、
「もう無理、やばい」って事で色んな財団と合併して「日本育英会」から「日本学生支援機構」になったようです(単に名前変えて責任逃れをしているって噂も・・・)。

そんな「日本学生支援機構」には、2種類の奨学金制度があり

・1つ目が「第一種奨学金」と言う利息はかからないけど、やや審査基準が厳しい奨学金
・2つ目が「第二種奨学金」と言う利息はかかるけど、比較的審査が通りやすい奨学金

の2つです。

せきねさんは利息のかからない(ありがたい)「第一種奨学金」をご利用していました。
(家計が厳しかったり、歳の近い兄弟がいると審査に通りやすい)

奨学金の金額は「国・公立」と「私立」とで異なり、さらに住んでいる場所が「自宅」と「自宅外」で借りられる金額が異なってきます。
せきねさんは、4年制私立大学の実家暮らしだったので
月に5万円を借りることができ、それを48ヶ月間(4年)借りたので、
合計で240万円を奨学金として借りました。

う〜ん、240万円もの大金を無利息でお借りできるなんて大変ありがたいシステムです。
(まぁ、理系だと授業料が年間でざっくり100万と考えても全然足りないですけどね・・・)

ですが、奨学金は「もらえる」訳ではなくあくまでも「借りる」だけなので
卒業と同時に240万円の借金を背負って社会人になると言う事であり、奨学金はそれなりにハイリスクでもあるのです。

返済についてですが、せきねさんの場合は返済金額は1ヶ月あたり13,333円です。
1年間で159,996円なので、ちょうど15年(159,996円x15年=2,399,940円)かけて返済を行います(15年ローンってことです)。

まぁ、返済期間はかなり長く設定されている為、金額的にも普通に働いてさえいれば返済に困ることは無いはずですし、
最悪、就職できなかったとしても、アルバイトで何とか返済できる範囲の額だと思います。

とは言え「15年」かぁ・・・長いよなぁ〜
何しろ大学を卒業して23歳で社会人になったとしたら、そこから38歳のオッサンになるまで
ずーーーっと借金を背負い続けるって話だからね〜・・・。

今から11年前のまだ大学4年生だったせきねさんも・・・


↑日記でぶつぶつ不安をつぶやいていました(笑)

せきねさんは当時色々悩んで就職活動は一切しなかったのですが、
親に迷惑を掛ける訳にもいかないし、「卒業したら奨学金を返済しなくちゃ!」って事だけは意識していて
最悪アルバイトでも何でもして、自分で働いて返済するつもりだったので
ある意味、奨学金の返済が「働く・働かなくちゃ」という気持ちの「原動力」になっていた部分も少しありました。
(結局、卒業2週間前にハローワークでお仕事を見つけて何とか就職したのですが)

さて、
そんな奨学金をご利用していたせきねさんですが
大学を卒業してから現在までの間、
毎月毎月「13,333円」をひたすら10年程、返済し続けて来ました(長かった・・・)。

昨年の春に届いた支払い状況をお知らせするハガキを見てみると・・・


↑分かりづらいけど残り102万円ぐらいとのこと・・・(最終の返済は2018年…)
う〜ん、「ついに残り100万円!」と見るか、「まだ100万も残ってる・・・」と見るか・・・

まだまだ先が長い感じなのですが
そんな中、せきねさん

「そろそろ暗い借金地獄から抜け出して、おてんとうさまの日差しを浴びながらまっとうな暮らしをしてぇなぁ」

と思って
頑張って働いたお金や、家中の貯金箱の小銭やらをかき集めて
この奨学金の残額を一括で「繰上げ返済」することに決めました!!
(決して生活に余裕は無いけど・・・)

さてさて、奨学金の「繰上げ返済」をすることに決めたせきねさんですが、
「繰上げ返済」を行う為には、まず「日本学生支援機構」へ申し込みを行います。

繰上げ返済について詳しくはこちらのページに書かれています。

どうやら、「申込用紙をダウンロードしてFAX」するか「電話」で申し込む事ができるようです。

せきねさんは・・・


↑FAXで申し込むことにしました。
(A4用紙1枚に、奨学生番号や連絡先や希望する返済月(1ヶ月以上先)を記入するだけなので、申し込みはとても簡単です)

奨学金は毎月月末に引き落とされるので
せきねさんは2013年2月の引き落とし日に残額を一括で返済することにしました。

FAXを送ってしばらく経過した、2月の中旬頃に(一括返済を行う月の中旬頃)・・・


↑繰上げ返済に関する案内通知が届きました。


繰上げ返済で引き落とされる総額(残額)がいくらなのか等が書いてあるので、記載されている金額をいつも引き落としに利用している口座に入れておけばOKです。
手数料などはかからず、残額がそのまま引き落とされるようです。

せきねさんの残額は・・・


↑906,704円でした。

う〜ん、90万あれば・・・


↑中古のファミリーカーが買えそうな金額だし


↑1匹1,050円のタキシードサムが・・・


↑約864匹も買える夢の金額なのです!(実際に864匹並んでいます・・・)

・・・でも、せきねさん心を鬼にしてタキシードサム864匹をあきらめて、奨学金の返済を実行することにしました!
(奨学金の一括返済を了承してくれた奥さまにも感謝ですm(._.)m)

そして、かき集めたお金を引き落とし用の自分の口座に振り込んで

2013年2月27日に
つ、ついに!


↑無事「返済完了!」となりました!(涙)

あぁ、約11年の借金生活は本当に長かった・・・

いつか返済完了する日をずっと目指していただけに、返済完了した時の嬉しい気持ちは何とも言えません。
33歳にして、ようやくみんなと同じ自由の翼を手に入れた感じです。
なんだこの清々(すがすが)しさは!

やっと刑期を終えて「しゃばの空気はうめぇなぁ〜」ってのは、きっとこんな感じなんだろうなぁと実感しました。

さて、返済が完了した1ヵ月後ぐらいに
返済完了の案内ハガキが届いたのですが

その中に・・・


↑「報奨金」って項目がありました。

「報奨金」とは・・・
最終返済期日の4年以上前に一括繰上げ返済を行うと「報奨金」として、繰上げ返済した額の10%が戻ってくるのです!
(10%は平成11年度以前に第一種奨学金を借りた人が対象で、それ以降は5%や3%に変わり、平成17年度以降は報奨金自体が廃止されてしまいました・・・)

つまりせきねさんの場合、「89,337円」が後からご褒美として戻ってくる訳です。

ありがたやぁ〜m(._.)m ありがたやぁ〜m(._.)m

せきねさんと同年代ぐらいの人は、きっとそろそろ「報奨金」が受け取れる期限が迫ってきていると思うので
少し頑張って、繰上げ返済をしてみるとお得かも知れません。

現在は、「日本学生支援機構」の財政が厳しい事もあって
残念ながらこの「報奨金」という制度自体がなくなってしまったのですが、
「日本学生支援機構」がもっとお金を上手く運用すれば、きっと「報奨金」ぐらい出せるはずだし
ぜひとも、利息のかかる「第二種奨学金」の方に「報奨金」と言う制度を設けて、
一括繰上げ返済すれば利息分がある程度戻ってくるとか、奨学生が少しでも希望を持てて、一生懸命働いて返済しようと思える環境を作って欲しいなと個人的に願っています。
そうじゃないと、「日本学生支援機構」なんてただの学生相手の金貸し業者にしか見えない状況になりつつあるし、「奨学金」をはじめた当初はきっともっと大きな善意で学生を応援していたような気がするので・・・

そんな「人日本学生支援機構」ですが、
最近は滞納者により厳しい対応を取るようになり、3か月以上滞納すると個人情報が信用情報機関に送られてしまい
将来クレジットカードが作りにくくなったり、各種ローンが組みにくくなったりするそうで
TVニュースやら新聞で「それは厳しすぎる」とか「若者の未来を奪う」など様々な報道がされています。

個人的な意見としては
体の調子が悪くなってしまって返済できないのは仕方ないかなとは思いますが
借りる時には親の名前やら「連帯保証人」(せきねさんは親戚のおばさん)の名前を書いて申請する訳だし
借りる段階で、それなりの責任と覚悟を持って借りる必要があると思います。
「不況で就職難だから仕方ない」という理由は通用しないと思っていて、
働こうと思えば低賃金とは言え日本にはアルバイトなんていくらでもあるし、苦しくとも生活と返済は両立できるはずです。

「奨学金の返済のせいで夢が実現できない」と主張している人もいるようですが
奨学金は借りた人がしっかり返済することで、次の世代の奨学生へ貸し出されるので
先に借りた奨学生がしっかり返済しないと、次の世代の奨学生の「夢」が奪われる訳です。

つまり、「奨学金の返済のせいで夢が実現できない」と言うのは次の世代の若者の夢を奪ってまで
自分の夢を実現しようとしているようなものであり、そのような主張はとても通用するものではないと思います。

とは言え、せきねさんもこれまで10年程の間奨学金の返済をし続けてきたので
返済する人の気持ちや辛さも多少分かりますけどね・・・

よく考えたら、奨学金問題は「学生」や「景気」の事ばかりを問題視していますが、
それよりも、学費がベラボーに高過ぎる事にも問題があると思います。
もちろん学校を選ぶのは学生本人ですが、それにしても無駄に学費が高かったり、無駄な設備投資をしたり
頭のいい教授を沢山雇っているはずの大学なのに、経営は無能で何でもかんでも学生に押し付けて負担をさせているとしか思えないところも多々あります。

教授だって悪いやつは講義に毎回何十分も遅れて来たり、予告なく休校したり
それでいて、自分の著書であるベラボーに高い教科書を買うよう指定したり・・・

そう言えばせきねさんも入学当初はとりあえず指定された教科書を片っ端から買いましたが
学年が上がると、新学期に必要な教科書を売店に買いに行くのですが、1冊手に取るだけで親の顔が浮かんで買おうか迷ったり、バイト代で買った教科書もありました。

とにかく奨学金を借りても追いつかないくらいお金がかかり過ぎる大学にも大きな問題があると思います。

自分のお子さまには苦労をさせたくないなとは思いますが
多少苦労をさせた方がマシな大人になってくれるような気もします。

以上、ほとんどボヤきになってしまいましたが、
奨学金の繰上げ返済でした。
繰上げ返済を考えている人の参考になれば嬉しいです。

奨学金のご利用は計画的にということで、バイちゃ。

<追記:4月21日>
2月27日に一括繰上げ返済を行ってから約2ヶ月後の4月20日に・・・


↑ゆうちょ銀行からから郵便が届きました。

中身は・・・


↑報奨金89,337円の「振替払出証書」です♪
この証書を持って郵便局へ行くと、報奨金を受け取る事が出来ます。
(6ヶ月以内に受け取る必要があるようです。)

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